Yom Kippur 2018/ ユダヤ人の方々とヨム・キプールを過ごしました
On September 18th, I visited the synagogue and spent the Yom Kippur Eve with Jewish people in Japan.
9月18日(火)、遊びに行かせていただいたシナゴーグ(ユダヤ人の方々が集まる公民館みたいな所)で、ユダヤ教の行事に参加させていただきました。
ユダヤの暦では、2018年9月9日(日)の日没に、5779年の新年正月を迎えました。
元旦から10日後である一昨日の夕から昨日にかけては、「贖罪日(ヨム・キプール)」と呼ばれる大切な日で、その行事に私も参加させていただいたのでした。
新年からこの日まで、ユダヤの人々はこの1年の歩みを振り返り、反省すべきところは反省し、仲違いした友人には謝罪し、神の前に新たな年を始めます。
そしてこの日は、なんと、丸一日、ユダヤの人々は断食(水すら飲まないから断食というか絶食!?)をするのです!
-詳しくは、ユダヤに関する良書を発行されている出版社ミルトスさまのwebページより-
■贖罪日「ヨム・キプール」とは?
ユダヤ新年の後、10日目に来る贖罪日(ヨム・キプール)は、10日間の悔い改めの期間の最後を締めくくる、ユダヤ人にとってもっとも聖なる日です。常日頃はシナゴーグに行ったこともない人も、仕事を休み、シナゴーグに祈りに行ったり、家で静かに過ごします。イスラエルでは日本の元旦以上にあらゆる公の活動は停止します。バスも空港も休日です。旅行者はご注意のほどを。
この祭日は、旧約聖書に由来しますが、民数記19:7に「その7月の10日に聖会を開き、かつあなたがたの身を悩まさなければならない」とある箇所の「身を悩ます」は断食を意味すると、ユダヤ教の伝承は解釈しているのです。
そのほかに、「身を悩ます」はレビ記の16:29、23:27にも出てきます。この日には、24時間飲食を断つほか、夫婦の交わり、体を洗ったり、油を塗ったり、革靴を履いたりすることも控えます。
シナゴーグにはお昼過ぎに伺い、皆様と一緒に、断食前にとるお食事の準備の手伝いもさせていただきました。
イスラエルサラダとババガヌシュというナスのペースト作りを担当しました。
I visited the synagogue in the afternoon and I enjoyed helping prepare meals to take before fasting with Jewish women and kids.
I cooked Israeli salad and Baba ganoush.
お食事は、写真の枠に入りきらないほど!20品ぐらいのメニューが盛りだくさんに用意されました。
断食前なので、今回のお食事ではワインやお酒の用意はなく、お水で乾杯しました。
Plenty of delicious meals were prepared on the table.
お食事の前後に、ご家族に「良い断食を!」と電話されている方もいらっしゃいました。
そして、いよいよ17:26、キャンドルが灯され、断食タイムが始まります!
断食に加え、安息日と同じく、一切の労働が禁止され、電話をはじめ電化製品を使うことはできなくなります。
なので、トイレの電気は付けっ放しでOK、写真は撮れません。(食事の写メ以外の今回のブログ画像提供元)
男性は、いつもは中世のような黒いシックな服もしくは頭にキッパという丸い帽子を被りますが、この日は白い服を身につけ、タリートと呼ばれる布のショールを頭から覆い、日本の山伏のような迫力のある格好になります。
Jewish man wearing tallīt looks alike Yamabushi(a mountain priest in Japan.)
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そして、ラビ(ユダヤ教のコミュニティをひっぱる先生みたいなおじさん)がリードしながら、皆で「Machzor」と呼ばれる祈祷文が書かれた本を何十ページも、子供も元気いっぱいに、とてつもないスピードでヘブライ語で読んでいきます。(ほぼ音読。)
祈祷書に書かれているお祈り文は、神道の「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」に似た唱えことばもありました。
In the Machzor, there was a prayer sentences which similar to Shinto's player phrases.
内容は、ただ単に「神様ご利益ください」というお願いだけというものでもなく、
「神様、無意識に行ってしまった罪をお許しください。」「神様、傲慢にな態度をとった罪をお許しください。」といった非常に具体的な反省文と神へのお願いが数え切れないほど書かれています。
論理明快な文章を声に出して読むことで、主体的に祈りに参加できるし、
具体的かつこれだけのボリュームの文を読んでいくと自然と色々なことを思い出し、反省できます。
また、一人だけだったら嫌なことを思い出したら真面目な人は下手したら自己嫌悪や鬱に陥ってしまうかもしれないけれど、みんなで反省の時間を過ごすことで、新年に向けて気持ちの切り替えがしやすくなるだろうなぁと思いました。
私も、英語の翻訳版を必死に目で追いながら、
-仕事の人間関係で精神的に疲れ果て人間不信で何年も引きこもりがちになってしまっていること、
-家族にプレゼントしてもらった本が何冊も積ん読になっていること、
-ブロックチェーンのDapps開発の講座を受講させてもらったのに、Linuxを自分のPCに入れるところで手こずり、結局何もその後プロダクトが作れてないこと、
-連絡をしても音信がないのに忘れた頃に会いましょうとか自分の都合ばかりな人に怒りのメールを書いたこと、
-医者からも体重もう少し落とした方が良いと昨年言われていたのに運動あまりできておらず、足が太くてブーツもこのままだとこの冬も入らないであろうこと、
-そして、steemitとの出会いがあったのに、面白さをいまいち発見できず、更新どころか放置してしまっていたこと、
etc.
ここで書き切れないほどひたすら色々なことを反省し、悔い改めました。
新年の儀式は、日本はめでたく明るく表現して祝うので、ユダヤの人々のストイックな新年の過ごし方に驚きますが、長きに渡り苦難に見舞われながらサバイブしてきた彼らの知恵の結晶は言葉にできないほど深くただただ学ぶことばかりです。
We Japanese celebrate New Year Days happily, so I was surprised the Jewish people spend New Year very hard.
I always learn a lot from the Jewish people and their culture.
私の知り得るところ、また無自覚なところで、ご迷惑をおかけした方には許しを請う次第です。
この1年も何卒よろしくお願いいたします。
GMAR CHATIMA TOVA!!
Chag sameach
@tokyo2018, I gave you a vote!
If you follow me, I will also follow you in return!
@tokyo2018さんにとって、色々な思いが湧く機会になったのですね。
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はい、日本人の私にもフレンドリーにみなさま接してもくださり、ありがたい一日でした!
I hear ya! Preach on!