【散歩】たみ散歩「東京・中井」Vol.31 昭和の漫画「天才バカボン」にも描かれた街を散策する!③
引き続き、西武新宿線と都営大江戸線の2路線が乗り入れる新宿区北西部、中野区との境に位置する街「中井駅」周辺をご紹介致します(前回の記事はこちら)。
西武新宿線の踏切を渡ります。
新宿駅の西武新宿駅はなんであんなに乗り換えに不便なんでしょうね。
「六の坂」。
この辺りは「一の坂」から「八の坂」まで坂が集結しております。
まうで秋元プロヂュースースの坂道シリーズですね。
「六の坂通り」を歩いていきます。
この辺りは、高級住宅街が立ち並んでおります。
なぜかと申しますと、中落合2、3、4丁目付近にはかつて「目白文化村」と呼ばれた高級住宅街があったからです。
この辺りは「中井二丁目」付近。
「目白大学」がございました。
通称は「目大(めだい)」。短期大学部にある製菓学科は日本唯一という和菓子・洋菓子・製パンなどの職人を養成する学科がございます。
「坂上通り」。
ここから「新目白通り」に向かって歩いていきたいと思います。
こんなところに日本庭園がございました。
新宿区立延寿東流庭園は、区民の方から土地と整備費用のご寄附をいただいて、新宿区が整備を行った庭園です。寄贈者の「目白文化村の面影を残した和風庭園としたい」との意向を受け、滝や流れのある庭園として整備されました。
園内には、元からあった松や梅などを移植したほか、ツツジ類、モミジなど四季折々の風情を感じさせる植物を植えられています。
園名の"とおる"は、東京帝国大学医学部を卒業後、ドイツ留学を経て現在の東京医科歯科大学の前身である東京高等歯科医学校を昭和三年に創立し、初代の校長に就任した島峰徹(とおる)氏に因んでいます。
園名の由来が書かれていましたので、読んでみます。
島峰徹氏は、昭和初期から昭和二十年に没するまで、「目白文化村」といわれるこの地に居住していました。
徹氏は、歯科医学の向上に心を尽くし、大正三年に日本の歯科医学会で最初の医学博士となり、昭和五年にはプレスロウ大学よりドイツの最高学位ドクトルメディチーネデンタリエホリノスカウザー(名誉歯学博士)を、さらに昭和十一年にはドイツの最高表彰であるローテルクロイツ勲一等を授与されて、医学の発展のために生涯を捧げました。
その遺業を記念するために嗣子である東京大学名誉教授故島峰徹郎の遺志を受けて、妻元子がここに「目白文化村」の面影を残したいと考え、この地を庭園としたのだそう。
徹氏は、また書をよくし、雅号を東流(とおる)と称して数々の書を遺しているが、そのなかに、延寿客(えんじゅかく)というものがあります。これは菊の別名で、古来九月九日を重陽(ちょうよう) または菊の節句と呼び、この日に長寿を願い、祝う風習があったのに由来するものと思われます。そのため、これに因んで、この庭園を「延寿東流庭園」と名づけたと言います。
いや予想だにしない日本庭園を満喫することができました。
「新目白通り」に出てきました。
今日はここで御終いです。お次は「【散歩】たみ散歩「東京・中井」Vol.31 昭和の漫画「天才バカボン」にも描かれる街を散策する!④」をお届けしますので、お楽しみに!
written by たみと@promari
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