心理学と歴史を学んだ引きこもりが、今後の日本を予想する

in #japanese6 years ago

2年ほど引きこもりをしていましたが、だいぶ気力が戻って来たのでそろそろ社会復帰しようと、今後の日本について、これまで学んだことを元に予想してみる事にしました。
そう思っていたら、2019年元旦早々に原宿で車を暴走させ、無差別に人を轢く事件が発生しました。
正直言うと、今の日本をよく表している事件で、今後もこういった事件が増加するので注意した方がいいと、近い人たちには言っていたのですが、多くの人に知ってもらいたいと思うので、その背景について書いてみます。

単刀直入に書くと、今後の日本ではよく分からない動機による、突発的な怒りを爆発させたような犯罪…、個人によるテロのような犯罪が増えると予想できます。
例を出すと、高速のサービスエリアでのトラブルで、相手を追いかけて高速道路上で停車させて暴行したなんて事件がありましたが、あんな感じで些細な事でキレて怒りをぶちまける人が増えるという事です。
原因はストレスによるものなのですが、そのストレスに対する怒りを爆発させる閾値が下がって来ているのが原因です。
背景にあるのが、人口動態による社会の変化で、現在の文明で生産する事のできる食料などの富の量が上限に達してしまった為、現在の人口では一人当たりの量が生きて行くためには不安になる量にまで低下しており、それが社会全体で人口を減らそうとする雰囲気を作り出します。
これがいわゆる椅子取りゲーム状態になるので、強い者は弱い者から奪い弱い者には強いストレスとなり、その数を減らすのと生殖数が減るため、人口が抑制されバランスを取るようになります。
ところが、強いストレスを受けた者も自分が生存するために、ただやられるだけでなく反撃をするという事です。
それが、今の強者は社会的なシステムで奪うので、弱者は犯罪的な手法になるという事です。
それと、これまで国とか企業が掲げていたビジョンと、個人が幸せになるビジョンが乖離してストレスが発生しているが、多くの場合はそのストレスを抑え込んだり見ないようにしているので、気がつけば抑えきれなくなりよく分からないけどイライラすると言った感じで、表出するようになって来たことも影響しています。
先に説明した文明が生産できる、富の生産が上限に達したという話にも通じるのですが、文明の発達は前にも書いた成長曲線のS字カーブで表されるのですが、その前半部分では社会全体のビジョンに従うことが生き残るために有利ですが、後半になるとそれぞれが自立したビジョンを持って、それぞれに共通する部分は協力する方が有利になります。
イメージしづらいかもしれませんが、家族で考えてもらうとわかりやすいと思います。
子供が小さい頃は、両親や周りの言うとこを聞いている方が、子供は生き残りやすいし家族も回りやすいですが、子供が大きくなって外の世界を知るようになると、家族のルールと外の世界のルールで違いが出てくるため、子供はその違いを上手く埋める方法を考え、それが家族の新しい関係を生み出す。
ところが、親が子供に自分のルールを押し付けてしまうと、子供は外部との関係に悩みひどい時には家族を壊そうとしたり、外部と関わることを辞めて引きこもったりしてしまいます。
これが、いわゆるアダルトチルドレンの問題です。 こうなると、家族はこれまでのルールを維持するか、完全に破壊するかしか選択肢はありません。
この時も、子供はよく分からない不快感に襲われますが、不快感や恐怖を押し殺した結果、具体的な映像や言葉は思い出せないが、感覚は残るためだと思われます。
それが、社会全体としても起きています。
それを解決する鍵は、自分は何を感じ何が良くて何が不快か? それをハッキリさせ、社会と自分との間に境界をハッキリさせ、どう関わって行くかを考えていくことです。
状況としては、終戦後の状況と良く似たような状態になり、そのような混乱が15〜20年程続くことが予想できます。(終戦の混乱期がそれぐらい続いたため、成長曲線の特性からほぼ同じ長さになると予想されるため)

そう言う時代が始まる中で、自分はどんなことをするのか? 原宿の事件を見て、そんなことを思いました。